~Larrivee Guitar Gallery ④~
2009年2月購入。これは「Guitar Book 1981年1月号」に掲載され、また、当時の日本版カタログの表紙を飾っていたタンバリンレディ――その写真撮影に使用されたギターである。
Larrivee L-78 Presentation Cutaway Tamborine Lady――僕の永遠の憧れであり、遠い遠い夢の存在だった。長い月日が巡り、何の因果かその実物が間違いなく今ここにある。いまだに信じられない出来事だ。
このギターは――美しい。外見も音色も、芸術作品のレベルである。くっきりと輪郭の整った音が力強く、幾重にも広がる水面の波紋のような余韻に聴き惚れる。僕にとってこれ以上のギターは有り得ない、まさに「究極の魔女」なのである。
<<仕様>>
表板: Solid German Spruce
側・裏板:Solid Indian Rosewood
ネック:One-piece Honduras Mahogany
指板:Solid Ebony
下駒: Ivory
サドル・ナット:Ivory
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