Larrivee L-78 Presentation Cutaway 1979年製

~Larrivee Guitar Gallery ④~

 2009年2月購入。これは「Guitar Book 1981年1月号」に掲載され、また、当時の日本版カタログの表紙を飾っていたタンバリンレディ――その写真撮影に使用されたギターである。

 

 Larrivee L-78 Presentation Cutaway Tamborine Lady――僕の永遠の憧れであり、遠い遠い夢の存在だった。長い月日が巡り、何の因果かその実物が間違いなく今ここにある。いまだに信じられない出来事だ。 

 

 このギターは――美しい。外見も音色も、芸術作品のレベルである。くっきりと輪郭の整った音が力強く、幾重にも広がる水面の波紋のような余韻に聴き惚れる。僕にとってこれ以上のギターは有り得ない、まさに「究極の魔女」なのである。

 


Larrivee L-78 Presentation Cutaway
Larrivee L-78 Presentation Cutaway

カッタウェイの先端は内側から見るとこうなっている
カッタウェイの先端は内側から見るとこうなっている

 

<<仕様>>

 表板: Solid German Spruce 

 側・裏板:Solid Indian Rosewood 

 ネック:One-piece Honduras Mahogany 

 指板:Solid Ebony 

 下駒: Ivory

 サドル・ナット:Ivory

 

【関連エッセイ】

  ▸1980年の衝撃

  ▸究極の魔女

  ▸究極の魔女が目覚める時